個人情報が流出したらどうする? ~流出した情報別の対応と、普段からできる備えのチェックリスト~

個人情報が流出したらどうする? ~流出した情報別の対応と、普段からできる備えのチェックリスト~

Security Privacy Personal Data Phishing AI生成

個人情報の流出が続く今、「自分の情報が流出したときに取るべき対応」と「普段から気をつけるべきこと」を、流出した情報の種類別・相談先・チェックリストの形で、公的機関の案内をもとにわかりやすく整理します

:::message alert この記事はAIによって生成されたものです。筆者(Daisuke Akagawa)が執筆したものではありません。公開前に筆者がレビューしていますが、内容がすべて正確であることは保証できません。正確な情報は記事末尾の一次情報(公式アドバイザリなど)をご確認ください。 :::

「お客様の個人情報が流出した可能性があります」というお詫びのメールやハガキを受け取ったことはありませんか? ここ数年、企業へのサイバー攻撃による個人情報の流出が続いていて、もはや「自分は関係ない」とは言いにくい状況です。

この記事では、エンジニアでない方にも読んでいただけるように、

  • 最近どれくらい流出が起きているのか
  • 自分の情報が流出したときに、流出した情報の種類ごとに何をすればいいのか
  • 流出のあとに来る「二次被害」(詐欺など)にどう気をつけるか
  • 困ったときの相談先
  • 普段からできる備え

を、個人情報保護委員会、IPA(情報処理推進機構)、警察庁、消費者庁、総務省などの公的な案内をもとにまとめました。

:::message 本記事の内容は 2026年10月22日時点 の情報です。電話番号や受付時間は変わることがあるので、電話をかける前に必ず記事末尾のリンクから公式ページを確認してください。 :::

まずは結論から!

状況 まずやること
「流出のお知らせ」が届いた お知らせに書かれたリンクや電話番号ではなく、その会社の公式サイトを自分で開いて、本当に発表されているか・何が流出したかを確認する
パスワードが流出した そのサービスと、同じパスワードを使っているすべてのサービスのパスワードを変える
クレジットカード番号が流出した 利用明細を確認し、カード会社に連絡(必要なら停止・再発行)
住所・電話番号・メールアドレスが流出した 流出した会社や公的機関を名乗る詐欺の電話・メール・SMSに警戒する
マイナンバーや本人確認書類が流出した 市区町村や信用情報機関などの公的な手続きを検討する(後述)
お金をだまし取られた・不正利用された 警察(#9110 または最寄りの警察署)と、サービスの提供会社に相談

最近の状況:数字で見る個人情報の流出

個人情報保護委員会への報告は年間約1万9千件

個人情報保護委員会(PPC)の「令和7年度 年次報告」(2026年7月公表)によると、令和7年度(2025年4月〜2026年3月)に委員会が処理した漏えい等の報告は次のとおりです。

報告元 件数(令和7年度) 前年度
民間の事業者 17,139件 19,056件
国の行政機関など 248件 221件
地方公共団体など 2,030件 1,730件
合計 19,417件 -

※ 法律で報告が義務付けられているものの件数です。マイナンバーを含む情報の漏えい等の報告は別に392件(前年度2,052件)ありました。

意外かもしれませんが、民間事業者の報告の中身を見ると、

  • 1件あたりの漏えい人数は 1,000人以下が93.6%
  • 漏えいした情報の形は 紙だけのものが76.9%
  • 原因は、病院・薬局での書類の渡し間違い、クレジットカードなどの送り間違いのほか、不正アクセスなど

となっていて、サイバー攻撃だけでなく、うっかりミスによる流出もとても多いことがわかります。一方で、報告の22.3%は「不正アクセスなど、不正な目的で行われたおそれのある漏えい」でした。

上場企業の流出は2025年に3,063万人分

東京商工リサーチ(TSR)の調査によると、2025年に上場企業とその子会社が公表した個人情報の漏えい・紛失事故は次のとおりです(企業が自主的に公表したものを集計)。

項目 2025年
事故件数 180件(前年比4.7%減、歴代2番目)
公表した企業の数 158社(過去最多)
漏えい・紛失した人数 3,063万6,910人分(前年の約2倍)
100万人以上の大型事故 6件(前年は2件)
原因の1位 ウイルス感染・不正アクセス:116件(64.4%)

TSR によると、2012年から2025年までの累計では延べ約2億1,313万人分で、「単純計算すると国民一人あたりの個人情報が2回漏えいした計算になる」とのことです。

最近の流出事例から

会員制の店舗、通販サイト、各種サービスなど、身近なサービスでも数十万件から数百万件規模の流出が起きています。不正アクセスやランサムウェア攻撃(データを人質にとる攻撃)によって、氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレスといった情報が漏えいするケースが報告されています。

多くの企業は、流出のお知らせの中で「当社や公的機関を装った『なりすまし』や『フィッシング』メール等には十分ご注意いただき、不審なメールに記載されたリンクへのアクセスや添付ファイルの開封はお控えください」といった注意喚起を行っています。流出のあとは、その情報を使った詐欺に注意する、というのが大事なポイントです。

IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」でも上位の常連

IPA が2026年1月29日に発表した「情報セキュリティ10大脅威 2026」の「個人」向けの10項目(順位なし・五十音順)には、次のように個人情報に関わるものが多く入っています。

  • インターネット上のサービスからの個人情報の窃取
  • インターネット上のサービスへの不正ログイン
  • インターネットバンキングの不正利用(4年ぶりに選出)
  • クレジットカード情報の不正利用
  • フィッシングによる個人情報等の詐取
  • メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求

(このほか、サポート詐欺(偽警告)、スマホ決済の不正利用、ネット上の誹謗・中傷・デマ、不正アプリによる被害が選ばれています)

IPA の個人編ハンドブックでは、サービスから盗まれた個人情報は「複数の犯罪者間で共有・売買される」「盗まれたメールアドレスにフィッシング等の詐欺メールが送られてくる」と説明されています。

流出したかも?と思ったら、最初にやること

1. 「お知らせ」が本物かを確かめる

流出のお知らせを装った詐欺もあります。警察庁は、フィッシング(本物そっくりの偽サイトに誘導して情報を盗む手口)のメールやSMSには「個人情報の漏えい」「不正アクセス検知」などと不安をあおる文面が多いと注意しています。

  • お知らせのメールやSMSに書かれたリンクは押さない
  • お知らせに書かれた電話番号にもすぐにはかけない
  • その会社の公式サイトを、ブックマークや検索から自分で開いて、同じ発表があるか確認する

2. 何が流出したのかを確認する

会社の発表には、たいてい「流出した(おそれのある)情報の項目」が書かれています。「クレジットカード情報やパスワードは含まれない」と明記されていることもあります。流出した情報の種類によって、やるべきことが変わります。次の表で確認してください。

流出した情報の種類別:やることリスト

流出した情報 起こりうること やること
メールアドレス 詐欺メール・迷惑メールが増える 流出元の会社や公的機関を名乗るメールのリンクを押さない。迷惑メールフィルターを使う
パスワード(ID・メールアドレスとセット) 不正ログイン(なりすまし)。同じパスワードを使っている別のサービスにもログインされる そのサービスと、同じパスワードを使っているすべてのサービスでパスワードを変更。二要素認証(後述)をオンにする。ログイン履歴を確認する
クレジットカード番号 不正利用 利用明細を確認し、身に覚えのない請求があればすぐにカード会社に連絡。必要に応じて停止・再発行
住所・電話番号・氏名・生年月日 詐欺の電話・SMS・郵便、なりすまし 流出元の会社や公的機関を名乗る連絡に警戒。「返金」「削除」「確認」を口実にした連絡に応じない
銀行口座の情報 不正送金、口座を使った詐欺 金融機関に連絡。ネットバンキングのパスワード変更、ワンタイムパスワードの利用
マイナンバー なりすましに使われるおそれ 不正に使われるおそれがある場合は、市区町村でマイナンバーの変更を相談できる。カード自体をなくしたら一時停止(後述)
運転免許証などの本人確認書類(画像を含む) 他人があなたの名前でローンやクレジットカードを申し込むなどの「名義の悪用」 信用情報機関の「本人申告」で注意を促す登録ができる(後述)。実際に被害があれば警察に相談

以下、詳しく説明します。

メールアドレス・パスワードが流出したとき

警察庁は、フィッシングサイトなどに普段使っているIDやパスワードを入力してしまった場合、「そのIDやパスワード等を利用している全てのサービスにおいて、パスワード等を速やかに変更してください」と案内しています。パスワードが流出した場合も同じ考え方です。

  • 流出したサービスのパスワードを変更した
  • 同じパスワード(や、ちょっと変えただけのパスワード)を使っている他のサービスもすべて変更した
  • メールアカウントのパスワードも確認した(メールを乗っ取られると、他のサービスのパスワード再設定もされてしまうため)
  • 二要素認証(ログイン時にパスワードに加えてスマホへのコードなどを使う仕組み)をオンにした
  • ログイン履歴に、身に覚えのないログインがないか確認した

クレジットカード番号が流出したとき

消費者庁は「日ごろからご利用明細をよくご確認いただき、身に覚えのない請求があった場合はすぐにカード会社に連絡しましょう」と呼びかけています。

  • カードの利用明細(アプリやウェブ明細)を確認した
  • 身に覚えのない請求があれば、カード会社に連絡した
  • 流出元の発表に「カード情報が含まれる」とあれば、カード会社に停止・再発行について相談した

警察庁によると、クレジットカードの不正利用については、カード会社が補償制度を設けていたり、相談窓口を設けていたりする場合があります。補償の条件や期限はカード会社ごとに違うので、自分のカード会社に直接確認してください。

:::message alert 「カード情報が流出したので確認が必要です」といったSMSやメールのリンクからカード番号を入力するのは絶対にNGです。消費者庁は「事業者や公的機関などがSMSやメールを通じて、いきなりクレジットカード番号の入力を求めることはありません」としています。連絡はカードの裏面に書かれた電話番号か、公式アプリから行いましょう。 :::

住所・電話番号・氏名が流出したとき

パスワードのように「変更」することが難しい情報です。主なリスクは、その情報を使った詐欺の電話・SMS・郵便です。後述の「二次被害に注意」をよく読んでおいてください。

銀行口座の情報が流出したとき

警察庁は、不正送金の被害に遭った場合は金融機関に相談するよう案内しています(全国銀行協会に金融犯罪の相談・連絡先の案内があります)。

  • 口座の入出金明細に身に覚えのない動きがないか確認した
  • 心配なら金融機関の公式窓口に相談した
  • ネットバンキングのパスワードを変更し、ワンタイムパスワードや生体認証を使う設定にした

マイナンバーが流出したとき

デジタル庁のQ&Aによると、マイナンバーは漏えいして不正に用いられるおそれがあると認められる場合に限り、本人の申請または市区町村長の職権で変更できます。心配な場合は、お住まいの市区町村の窓口に相談してください。

マイナンバーカード自体をなくした・盗まれた場合は、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)の「2番」で、カードの一時利用停止が24時間365日できます(デジタル庁)。

:::message 電話番号は、記事末尾のデジタル庁の公式ページで確認してからかけてください。IP電話からは別の番号(050で始まる番号)が案内されています。 :::

運転免許証などの本人確認書類が流出したとき

運転免許証などの画像が流出すると、あなたの名前でクレジットカードやローンを申し込まれる「名義の悪用」のおそれがあります。

指定信用情報機関の CIC は、本人確認書類の画像が流出した場合、「本人申告(紛失盗難)」の手続きで本人確認書類を「盗まれました」と登録することで、会員会社(クレジット会社など)へ注意喚起ができると案内しています。インターネットまたは郵送で申し込めます(手数料などの詳細は CIC の公式ページで確認してください)。

  • 流出した書類の種類(運転免許証、保険証、パスポートなど)を確認した
  • CIC の本人申告を検討した
  • 実際に身に覚えのない契約や請求があれば、警察に相談した

二次被害に注意:流出のあとに来る詐欺

流出そのものより怖いのが、流出した情報を使った詐欺です。代表的なパターンをまとめます。

手口 よくある内容 どうするか
フィッシング 「個人情報が漏えいしました」「不正アクセスを検知しました」などのメール・SMSで偽サイトに誘導し、IDやカード番号を入力させる リンクを押さない。公式サイト・公式アプリから確認する
流出した会社を装う連絡 流出した会社の名前で「お詫び」「確認」と称して連絡し、情報を聞き出す 公式サイトに書かれた窓口に自分で問い合わせて確認する
公的機関を装う「削除します」詐欺 国民生活センターなどを名乗り、「あなたの個人情報が漏れている」「削除するには…」などと電話してくる 国民生活センターは、相談したことのない人にメールや電話で「〇〇金のため」「〇〇の申請が必要」などと連絡することは「絶対にありません」としている。相手に連絡せず、近くの消費生活センターに相談
返金詐欺 「返金します」と言ってLINEの友だち登録や画面共有をさせ、スマホ決済(〇〇ペイ)や銀行アプリを操作させて、逆にお金を送らせる 「〇〇ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑う。画面共有はしない(国民生活センター)

国民生活センターは、同センターの職員を名乗る人物から「あなたの個人情報が3社に漏れている。2社は削除できたが、A社だけはできない。削除するためにはあなたの代わりの人を探す必要がある」と電話があった事例を紹介し、注意を呼びかけています。

:::message alert 「個人情報が漏れている」「削除してあげる」「〇〇ペイで返金する」は、国民生活センターが詐欺の事例として注意を呼びかけている言葉です。 返金を口実にした画面共有やスマホ決済アプリの操作には応じないでください。少しでもおかしいと思ったら、いったん電話を切って、下の相談先に連絡してください。 :::

困ったときの相談先

電話番号は、必ず公式ページで最新情報を確認してからかけてください。

相談先 電話番号など こんなときに
消費者ホットライン(消費者庁) 188(いやや!) 詐欺っぽい連絡が来た、契約や返金のトラブル。近くの消費生活センターなどを案内してくれる。相談は無料だが通話料はかかる
警察相談専用電話 #9110 警察に相談したいが緊急ではないとき。受付は平日 8:30〜17:15(都道府県によって違う)
警察(緊急時) 110 今まさに事件が起きている、緊急のとき
警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」 オンライン受付あり フィッシング、不正アクセス、ネットの詐欺などの通報・相談。都道府県警察の窓口も一覧で案内
個人情報保護法相談ダイヤル(個人情報保護委員会) 03-6457-9849(9:30〜17:30、土日祝日・年末年始を除く) 事業者や行政機関の個人情報の扱いへの苦情、個人情報保護法の質問
マイナンバー総合フリーダイヤル(デジタル庁) 0120-95-0178 マイナンバー制度の問い合わせ。「2番」でカードの紛失・盗難による一時停止(24時間365日)
IPA 情報セキュリティ安心相談窓口 03-5978-7509 ウイルスや不正ログインなど、セキュリティの技術的な相談(警察庁の相談窓口ページで案内)
流出元の会社の窓口 会社の公式サイトで確認 自分の情報が含まれているか、何が流出したか
カード会社・金融機関 カードの裏面や公式アプリで確認 不正利用・不正送金の相談、カードの停止

:::message 消費者ホットライン188がつながらないときは、国民生活センターの「バックアップ相談」(03-3446-0999、平日10時〜16時)も使えます(消費者庁)。 :::

自分の情報が流出しているか調べる方法

「お知らせ」が来ていなくても、自分のメールアドレスやパスワードが過去の流出に含まれていないかを調べる方法があります。

ツール できること 注意点
Have I Been Pwned(haveibeenpwned.com) メールアドレスを入れると、過去の流出事件に含まれていたかがわかる。新しい流出に含まれたときにメールで知らせてもらう登録もできる 「見つからなかった=安全」ではない。サイト自身も、登録されているのは流出したデータのごく一部だと説明している(英語のサイト)
Google パスワード チェックアップ(Chrome / passwords.google.com) Google パスワード マネージャーに保存したパスワードが「漏洩している」「脆弱(推測されやすい)」「使い回されている」かを確認できる Google アカウントへのログインが必要な場合がある
iPhone の「パスワード」アプリ 保存したパスワードが既知の漏洩データに含まれていると警告してくれる。「セキュリティ」から確認できる 「設定」→「アプリ」→「パスワード」→「漏洩の危険があるパスワードを検出」をオンにしておく

:::message ここからは一般論です。これらのツールで「流出している」と出たら、先ほどの「メールアドレス・パスワードが流出したとき」の手順で対応しましょう。また、「あなたの情報が流出しています。確認はこちら」というメールやSMS自体が詐欺の入り口になっていることもあるので、チェックするときは必ず自分で公式サイトを開いてください。 :::

普段からできる備え

流出は自分では防げないこともありますが、流出しても被害を小さくすることはできます。公的機関の案内をもとに、普段からできることをまとめます。

総務省の「サイバーセキュリティの三原則」

総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」では、まず次の3つを心がけるよう案内しています。

  1. ソフトウェアを最新に保とう(OSやアプリのアップデート)
  2. 強固なパスワードの設定と多要素認証を活用しよう
  3. 不用意に開かない・インストールしない(メールやSMSのリンク・添付ファイル、提供元のはっきりしないアプリ)

備えのチェックリスト

やること なぜ大事か 根拠
パスワードの使い回しをやめる 1つのサービスから流出すると、同じパスワードの他のサービスにも不正ログインされる 警察庁、総務省、IPA
パスワード管理アプリ(パスワードマネージャー)を使う サービスごとに違う長いパスワードを覚えずに使える 警察庁(「覚えられない場合にはパスワード管理アプリなどを活用」)
二要素認証(多要素認証)をオンにする パスワードが盗まれても、スマホへのコードなどがないとログインできない 総務省、IPA、警察庁
パスキーが使えるサービスでは使う パスワードを使わず、指紋・顔認証や端末のPINでログインする仕組み。IPA は「極力利用する」ことを推奨 IPA
クレジットカードの利用状況の通知機能・明細チェック、本人認証(3Dセキュア)の利用 不正利用に早く気づける・防ぎやすくなる IPA、消費者庁
ログイン通知(ログインアラート)を使う 知らないログインに早く気づける IPA
使っていないサービスは退会する 登録した情報が、使っていないサービスから流出するリスクを減らせる IPA
登録時は必須項目以外を入れない、カード情報は極力登録しない 流出したときの被害を小さくできる IPA
メール・SMSのリンクを押さず、ブックマークや公式アプリから開く 偽サイトは見た目で見分けるのが難しい 警察庁、IPA
OS・アプリを最新にする 弱点(脆弱性)を悪用した攻撃を防ぐ 総務省、警察庁
迷惑メッセージのブロック機能を使う 詐欺のSMSやメールが届きにくくなる 警察庁

二要素認証(多要素認証)ってなに?

IPA の説明では、「記憶しているもの(パスワードなど)」「持っているもの(スマホなど)」「体の特徴(指紋・顔)」のうち2つ以上を組み合わせてログインする方式を「多要素認証」と呼んでいます。サービスによって「2段階認証」「2ファクタ認証」など呼び方は違いますが、IDとパスワードが盗まれてもログインされにくくなるので、効果の大きい対策です。

IPA の「不正ログイン対策特集ページ」には、Apple、Google、Microsoft、Yahoo! JAPAN、Instagram、X、Amazon、Facebook、dアカウントなど主要なサービスの設定方法へのリンクがまとめられています。まずはメール、SNS、通販、銀行のアカウントから設定してみてください。

SNSでの情報の出し方

:::message ここは一般論です。住所がわかる写真(自宅周辺の風景、宅配の伝票など)、生年月日、勤務先、家族の名前などを公開していると、流出した情報と組み合わされて、なりすましや詐欺の電話の「もっともらしさ」に使われることがあります。プロフィールや投稿で公開する範囲を見直し、公開範囲の設定(友だちのみ等)も活用しましょう。 :::

公的な案内をもっと知りたい方へ

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、2025年7月に改組され、現在は**内閣官房「国家サイバー統括室(NCO)」**になっています。NCO のポータルサイトでは「インターネットの安全・安心ハンドブック」が公開されています。IPA の「情報セキュリティ10大脅威 2026 個人編ハンドブック」も、手口と対策がイラスト付きでまとまっていて読みやすい資料です。

まとめ:今すぐやることチェックリスト

最後に、今日からできることを短いチェックリストにまとめます。

流出のお知らせが届いた人

  • お知らせのリンクは押さず、会社の公式サイトを自分で開いて発表内容を確認した
  • 何が流出したか(パスワード?カード?住所?)を確認した
  • パスワードが含まれていれば、同じパスワードを使っている全サービスで変更した
  • カード情報が含まれていれば、明細を確認し、カード会社に相談した
  • 「削除します」「返金します」という電話・メール・SMSには応じないと決めた

すべての人

  • よく使うサービス(メール・SNS・通販・銀行)で二要素認証をオンにした
  • パスワードの使い回しをやめ、パスワード管理アプリを使い始めた
  • Have I Been Pwned やブラウザ・スマホのパスワードチェックで、流出したパスワードがないか確認した
  • クレジットカードの利用通知をオンにし、明細を確認する習慣をつけた
  • 使っていないサービスを退会した
  • スマホとパソコンのOS・アプリを最新にした
  • 困ったときの相談先(188、#9110)をメモした

個人情報の流出は、もはや「いつか自分にも起きるかもしれない」ことです。でも、パスワードを使い回さない、二要素認証をオンにする、怪しいリンクを押さないという基本を押さえておけば、流出しても被害を大きく減らせます。まずはできるところから1つずつ始めてみてください。

出典一覧

統計・調査

相談先

流出したときの対応・二次被害

流出の確認ツール

普段の備え